このページは…
いじめについてのページです。
目を通しておく事で、いじめについて考えることができます。
このページでは、いじめの原因、対策などについて、簡単な説明を行っていきます。
結論
いじめは個人ではなく、環境によって成立します。
被害者とか加害者とか、人的要因では終わらないでしょう。
残念ながら、根絶することはできないと考えます。
しかし、環境にアプローチすることで減らすことができます。
また、いじめが発生しやすい環境には、条件があります。
何故こういう結論に至ったのでしょうか?
理由について解説していきます。
おすすめな人
- 「いじめについて考えたい!」
- 「『いじめられる方にも原因がある』は本当だろうか?」
- 「加害者になりそうで怖い……」
- ……など
いじめについて調べたこと
このページについては、これらの項目に分けられます。
- 『いじめられる方にも原因がある』は無理がある
- いじめは無くならない
- いじめを減らすには
- いじめの種類
- 自殺はいけない?
- その他
それぞれ解説していきます。
『いじめられる方にも原因がある』は無理がある
強くならなくてはいけない?
- 誰にだって欠点はある
- しかし善悪と好き嫌いは別
- 嫌いだから、気にくわないからという個人的な理由で「あいつが悪い」「みんなで攻撃しよう」というのは飛躍
- 悪に対して団結して対抗することと、気に入らない奴を寄ってたかって攻撃することが混同されているのでは?
- 自分が正しいと盲信してしまい、歯止めが効かなくなる
- 止めたら報復されるから
- 自分の間違いを認めることが怖い
- 自分の好き嫌いを押し付けようとするのが問題なのでは?
- 互いの違いを尊重する精神を持ちたい
- いじめられた側が反省するって謙虚過ぎ
- むしろ恨む方が自然では
- 相手を見下す心や、虚栄心が原因
- 仮にいじめられる側が原因を克服したとしても、いじめは止まらない
- 原因のためにいじめているのではなく、愉悦のためにいじめているから
- 原因を克服しても、また新しく口実を作っていじめを続ける
- 欠点を埋めて表面だけ同じにしても、いじめや差別は止められない
- 「誰かを見下したい」(そして自分を安心させたい)というのが一番の目的だから
- 仮に原因があったとしても、責任はない
- 欠点を指摘する方法がいじめ一択なんて状況は滅多にない
被害者に原因はない
善悪といった価値観が混ざると、虐めを通り越して差別になり、更に根深くなる
仮に原因があったとしても、このやり方では反省を促せない
欠点があるから虐められるのではなく、虐めたいから適当な口実をでっち上げてるだけ
- 群れをなして一人を攻撃することで虚栄心を満たしている
- 何かとマウントを取りたがる
心が弱いのは加害者の方では
- 自分は努力して解決したのに、何もしないで助かる奴がいるのが許せない
- 面倒だから
- 「できない」とは言わせない、脅迫
何故強くなれというのか?
命令すればなんとかなると思ってるから
なぜ「いじめられる方にも原因がある」というのか
- 罪を認めたら罰を受けなくてはいけないから
- 「被害者に原因がある→自分には原因がない→自分は被害者にはならない→自分は安全」という思考
責任転嫁のため
自分は安全だと思いたいから
- 痴漢冤罪よろしく、普段通り過ごしているだけで被害者になってしまう
- 普段から一部の隙も見せずに過ごすとか無理
- 他人事なので平気で無茶な要求をしてくる、なので真に受けない
もし正しいとしたら
いじめは無くならない
- 「むしゃくしゃしてやった、誰でも良かった」みたいなもの
- 理由なんてない、口実しかない
- 罪の意識もない
- 仮に犯罪にしたとしても、やりたい奴はやる
いじめを減らすには
いじめは周囲の空気が生む
- 閉ざされている
- 有利である
- 周囲には傍観者しかいない
条件
- ある種の宗教とかの怖さ
- 共犯だから道連れを避けるために、硬い連携が生まれる
- 個人で見ると違和感を感じていても、集団の中にいると納得してしまうことがある
- 集団内で条件が揃えば、誰でも被害者・加害者になってしまう
- 法律ではなく、集団独自のルールによって治められている
- 半ば無法地帯と化している
- 社会では犯罪(加害者の問題)でも、学校ではいじめ(被害者の問題)
集団の怖さ
- クラス制度の廃止、大学のような単位制の導入
- 一斉主義からの脱却
- 保護者や地域社会との繋がり
風通しを良くする
いじめの種類
- 楽しいし、儲かるから
- すり替えや隠蔽が行われる
- 共通の敵を掲げることで、団結することができる
- 人間の本能に集団欲がある
楽しむためのいじめ
優越感とか連帯感とかも得られる
*追い出すためのいじめ*
*自主的な退職・辞職を狙ったいじめ*
- 解雇より自主退職の方が都合がいい
- 解雇できる理由を持たずに「いつでもクビにできる」「代わりなんていくらでもいる」と脅すと、パワーハラスメントになる。
- 社内でのいじめは、個人同士の問題ではなく、会社が就業環境配慮義務に則り対応するべき
自殺はいけない?
- 拷問と自殺の二択、自殺を選ぶ奴もいる
- 拷問を受けてる時に、安全な場所にいる奴から「逃げるな」なんて言われても聞き入れられない
- 「逃げろ」
- 「逃げるな」が追い詰めるなら、逃げ道を用意する
ではどんな言葉をかければいい?
その他
- 性格には遺伝子の影響が少なからずある
- いじめをしてきた親の遺伝子に、いじめをしてきた親の教育が施される
遺伝
- 9月1日は「学校に行きたくない子供が自殺をすることが多い日」
- 11月と6月は、いじめが増える
- セロトニンは心身を安定させる物質で、日光を浴びることで生成される。
時期
- いじめや攻撃によってしか安心できない、中毒
- いじめ加害者だった子どもが24歳までに犯罪者になる割合は、他の子どもの約6倍
依存
- 被害者に原因があったとすることで、自分と切り離そうとしている
- 他人事にしないと怖いから
- 「自分も被害者になるかもしれない」と思いたく無いから、自分には当てはまらないと言い聞かせている
- 被害者と自分は違う=自分は被害者にはならない
- 安全圏にいる第三者の保身のために更に被害者が追い詰められる
発言
いじめに限らず、他の事件でも被害者を責める発言が目立ち始めた
まとめ
まとめると、このようになります。
- 「いじめられる方にも原因がある」は、責任転嫁である
- いじめには中毒性があり、更生は困難
- いじめ対策には、個人ではなく環境へのアプローチが適切である
『いじめられる方にも原因がある』についてはわかった、しかし…
いじめについて調べる中で、集団の怖さを垣間見ることになりました。
ですが、生きていく上で集団に属することは不可欠なように思えます。
弱い生き物ほど巨大な群れを形成します。
そして群れから外れた個体から、天敵に狙われることになります。
弱い生き物にとって、群れについていくことが命運を分けるわけです。
それは人間であっても同じ。
一人で生きていく力を持たない限り、集団に属することは避けられないでしょう。
つまり、弱者が生きていくためには、集団について学ぶ必要があるということです。
というわけで、次のページです。
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- 集団心理学についてのページです。
- 集団が持つ性質、メリット、危険性などを扱います。
- 目を通しておく事で、集団について理解を深めることができます。
【要約】
【意味】
自由なコメント