ネットビジネスを始めてみたいと思っても、「自分には向いているのか」「周りにどう説明すればいいのか」が分からずに、迷ってしまう場合があります。
適性を調べたり、周囲にきちんと説明する為には、ネットビジネスの特徴について調べる必要があります。
というわけで、今回のページの内容は、以下の通りです。
「ネットビジネスの特徴とは?」
ネットビジネスの特徴とは、「自由」という点です。
他にも、以下のような特徴を挙げることができます。
- 「レバレッジが効く(テコの原理のように、少ない力で大きな効果を出すことができる)」
- 「リスクが少ない」
- 「個人でもできる場合が多い」
まとめると、「自由度が高い」ということができます。
どういった点で自由なのか、具体的には以下の要素を挙げることができます。
- 時間の自由(営業時間などは自分で決めない限りありません。)
- 場所の自由(事業所などは自分で決めない限りありません。)
- 立場の自由(基本的にフリーランスです。)
- 選択の自由(誰かに従う必要はありません。)
- 個性の自由(個性は重要な要素となります。)
- 露出の自由(顔出し、実名など)
このページでは、ネットビジネスの特徴について、以下の7つの観点から案内していきます。
- 「種類」
- 「手続き」
- 「メリット」
- 「リスクやデメリット」
- 「テクニック」
- 「注意点と対策」
- 「就職・リアルビジネスとの違い」
種類

【要約】
主なネットビジネスの種類として、以下の例を挙げることができます。
- アフィリエイト
- せどり・転売
- ポイントサイト
- EC・ネットショップ
- ライター
- アプリ開発
- クラウドソーシング
- 投資
それぞれの詳細は、上記のリンク先にてご確認いただけます。
難易度順で分類すると、以下のようになります。
- 投資(リスクが高い)
- アプリ開発(始めるまでの勉強が大変)
- EC・ネットショップ、アフィリエイト(準備に手間がかかる、成果が遅い)
- せどり・転売(作業が多い)
- クラウドソーシング、ライター(アルバイトのようなもの)
- ポイントサイト(稼ぎが少ない)
稼げる額に関しては、基本的には難易度と同じ順番だと考えられます。
「難易度が高いほど稼げる」と考えていいかと思われます。
手続き

ネットビジネスの主な手続き(準備)として、以下を挙げることができます。
- 資金調達・クラウドファンディング(開業資金を集める)
- 個人事業主の開業届(法人設立と比較して、申請や税金の計算といった手続きが簡単。ただし信用は低い)
- その他(オフィスやロゴ、営業戦略、キャッシュフロー、パンフレットなどの資料作成や広報活動)
- 法人化(個人事業主と比較して、信用が高く取引や節税対策で有利。しかし手続きが煩雑で、経理・税務の専門知識が必要となる。)
- 勤務先の副業規定に関して(政府としては副業解禁の流れにあるが、企業に浸透するまでは時間がかかる)
- 確定申告(合計所得が20万円以上)
- インターネット環境(プロバイダーとの契約、PCやタブレット・スマホといった端末の用意)
- クレジットカード、口座(ネットビジネス用のものを用意しておけば管理が簡単になり、確定申告などの手続きの際にスムーズ。手数料がお得になるケースも)
- ASP、ブログ、メルマガスタンドなど関連サービス登録(一部のサービスは審査あり。ブログとYouTubeを併用するなど、発信媒体が多いほどに多様な客層にリーチできると考えられる。)
- セキュリティソフト導入(バックアップも推奨)
- ハンドルネーム、ビジネスネーム(本名でも可能だが、「お〜いお茶」や「鼻セレブ」同様、ネーミング次第ではブランディングに効果を与えることも考えられる。)
メリット

ネットビジネスの主なメリットとして、以下を挙げることができます。
- リアルでは考えられない数の人にリーチできる(インターネットさえ繋がっていれば)
- 最初だけ頑張れば後は自動化できる。(外注だったりツールの導入だったり)
- リスクが少なく、挑戦しやすい。(サービスが充実している)
デメリット

ネットビジネスの主なデメリットとして、以下を挙げることができます。
- 最初がキツイ(収益発生までの道のりが長い)
- 自分一人ではコントロールできない部分が多い(インターネットの広大さ)
- 信用されにくい(株や投資の失敗談などのイメージが先行してしまったり、詐欺や悪質な商売が横行していて顧客の猜疑心を高めたり)
テクニック

(ネットビジネス限定のテクニックではないですが)以下が挙げられます。
- コピーライティング(3つのNOT、脳のカップリング現象、セールスライティング、ランディングページなど)
- マーケティング(集客・販売・教育、ペルソナマーケティング、バイラルメディア、フロントエンド・バックエンド、ランチェスター戦略など)
- ブランディング(イメージ戦略、ハロー効果、自己分析など)
- マネタイズ(サブスクリプション、スポンサーシップ、課金、純広告など、)
- リスクヘッジ(収益源の分散、損切り、空売りなど)
ビジネスだけでなく、実践心理学や脳科学、歴史など様々な分野の知識を応用したものがあり、学ぶことで幅広い知識が身につきます。
注意点と対策

- 詐欺、悪徳商法(詐欺はコピーライティングやマーケティングなど、顧客の信頼を得るためのテクニックが用いられるケースが多いため、それらのテクニックを学ぶことで、気づける可能性を上げることができる。「あ、この問題ゼミでやったやつだ!」みたいな感じで)
- 個人情報の漏洩、本人の特定(一度ネット上に公開された情報は抹消することが難しい)
- イメージの定着、レッテル貼り(デマや誇張、風評被害、炎上など)
- スパム(迷惑メール、マルチポストなど)
- SEO(パクリとみなされるミラーサイト・アンテナサイトなどの重複コンテンツや、不自然・不必要と見なされる自リンク、あるいは規約ギリギリなところを攻めるブラックハットSEOといった手法を用いることで、Googleからペナルティを受ける場合がある。また、検索エンジンのアップデートにより定義が分かれる。)
- ねずみ講や、ネットワークビジネスとの混同(名前が似ているが、ネットビジネスとは別物)
リアルとの違い

- 信頼(顧客から得られる信頼の差。視覚から得られる情報の差、メラビアンの法則)
- 資本金(始めるための準備資金、続けていくための運営コストの差)
- リスク(資金やコストの差は、失敗した時のリスクの差でもある)
- 集客(リアルでは近辺の、関心のある客しか来ない。ネット上の場合は誰でも訪れることができるが、代わりに冷やかしや荒らしも来る。成果につながりやすい優良な顧客を集められるような工夫が必要)
- 法律(厚生労働省により副業規定が見直され、副業解禁の流れになりつつあるが、企業に浸透するには時間がかかる見込み)
- 生活習慣(通勤方法や就業時間など)
- 人間関係(「部下」から入るか「自営業者」から入るかの差。始めた時のみの違いで、続けていけば人脈が必要になってくるのは同じ)
- 効率(インターネットを活用するか否かの差。個人であれば、ネットを活用した方が明らかに効率的)
- 参入障壁(副業解禁の流れに伴い、ネットビジネスの競争激化が予想される。差というよりも、リアルとネットを併用することが求められる時代になりつつあるのではと考えている)
- スモールビジネスへの適性(資金や効率から考えて、ネットビジネスは副業やスモールビジネスに適している)
まとめ
ネットビジネスは自由であるがゆえに、臨機応変さが求められたり、自分一人の手には負えないケースも発生します。
自由だからといって、自分の理想を追求するあまり、時間ばかりを浪費してしまうことも考えられます。
逆に、誰にも干渉されないからと言って、手を抜きすぎることもあります。
よって、発生する作業の全てを自分で管理しなくてはいけません。
また、自営業と企業とでは、福利厚生や各種保険などの制度においても差があります。
(従業員がいる場合は、自営業や個人事業主であっても福利厚生を利用することができます)
自分一人しか従業員がいませんから、健康管理の重要性も増すことになります。
要約すると、「ネットビジネスは自由度が高いが、だからこそ自己管理が重要」となります。
補足として、働き方改革で副業が解禁される流れになりつつあることにも注目しておきましょう。
ネットビジネスと社会の変化に関してはこちら

今後参入する人が増えれば、その分競争も激化することが予想されます。
更に今後参入してくる人達というのは、副業解禁によりネットビジネスを始めることが許された人達、つまりは企業勤めの人達です。
「将来の安定のため」「自身のスキルアップのため」目的に違いはあれど、一様にモチベーションが高く、本業を通じてビジネスに関するスキルも培われていると考えられます。
彼らが参入するのであれば、ネットビジネスにおける競争は、ますます厳しいものになるでしょう。
しかし、これをチャンスとする見方もあります。
新規参入による競争の激化が避けられないのであれば、それを逆手に取るという考え方です。
つまり優秀な人間が多く参入してくるのであれば、より多くを味方につけた方が圧倒的に優位に立つことになります。
「これからネットビジネスを始めるけど、自信がない」「スキルも実績もないし、今後の競争の中で生き残れる自信がない」という人は、「仲間を集めること」または「どこかの集団に属すること」を念頭に置いておくと良いでしょう。
あるいは、ネットの中で仲間を探すのではなく、リアルの友達や家族をネットビジネスの世界に誘うという方法も考えられます。
これならば、ネットの中で仲間を探すのに比べて、詐欺に遭う可能性は低くなります。
しかし……
しかし参入障壁が下がっているとはいえ、やはり未だにネットビジネスに対しては悪いイメージが定着しているように思われます。
気軽さ故の無責任さや、投資関連の破産イメージが広まっているため、ネットビジネスと聞くと、いくら信頼の置ける相手から丁寧に説明しても、難色を示されることが多いです。
しかし周囲に説明して、あわよくば理解を得るべき理由があります。(理由については後述)
ですが、何度説明してもイメージを払拭することは難しいですし、かえって不安を煽ってしまうかもしれません。
では、説明しても理解を得られなかった場合、どうすればいいのでしょうか?
今回の課題は、以下のようになります。
説明した上で反対された場合、どうすればいいのか?
積極的に説明するべきです。
説明して理解してもらうには、信頼を構築する必要があります。
この「信頼の構築」というプロセスは、ビジネスにおいて重要な役割を担っています。
プレゼンテーションやセールストークでは、信頼の構築が行われています。
そして契約や取引は、信頼の構築の上に成り立っているわけです。
ビジネスを始めるのであれば、練習として、まずは身内を相手に信頼の構築を試してみましょう。
その際に、様々な属性の顧客を想定した模擬練習として臨むと効果的です。
【例】
- 親に説明する場合→「自分よりも年上」という属性の顧客を想定する
- パートナーに説明する場合→「将来について真剣に考えている」という顧客を想定する
そして、ネットビジネスについて周囲に説明すべき理由はもう一つあります。それは、「1人でやるよりも確実に効果的だから」という理由です。
1人でもレバレッジ効果で倍以上の効果を産むことができるのがネットビジネスの特徴の一つです。
このレバレッジとは、「てこの原理のように、小さな力からどこまで大きな働きができるかを表した倍率」のことなので、ネットビジネスに当てはめるのであれば……
となります。
次に、上記の式を〈1〉「1人でネットビジネスを行なった場合」と〈2〉「2人でネットビジネスを行った場合」で比較してみます。
全体の効果=1人の作業量×レバレッジ
〈2〉「2人でネットビジネスを行なった場合」
全体の効果=(1人目の作業量+2人目の作業量+相乗効果)×レバレッジ
つまり、1人協力者が増えるだけでも、加算と更に乗算で効果が増すということです。
しかも、ネットビジネスの大半は「免許や資金が必要ない・定年退職がない」ため、「誰にでも始めやすい・いつまでも続けられる=知人同士で協力体制が敷きやすい」となります。
一般企業への就職の場合、家族や友人と同じ職場で働こうとすると、年齢や地域、能力や人事の関係で難しくなりますが、ネットビジネスであれば全てクリアできます。
また、ネットビジネスの収入管理、リスク分散における安全性も増します。
最終的な結論として、今回の内容をまとめると、以下のようになります。
- 「1人でも人数以上の働きができる」
- 「2人ならば更に効果が追加・倍加される」
- 「始めやすく続けやすい仕事である為、人数を集めやすい」
- 「今後の競争の激化に備え、味方を集めることが推奨される」
以上を踏まえて、今回の内容に対応したページを次にまとめました。
関連ページ


【要約】
ASPやポイントサイトは家族、友人での登録が可能な場合があります。
2ティア制度を最大限活用することができます。
【意味】
まず協力を求めて、失敗したら理解を求めましょう。最初の要求を断ると次の要求が通りやすくなります。
セルフバックやポイントサイトを利用して、最初に「ネットビジネスで稼げる」ということを理解してもらえれば、味方につけやすくなるかと思われます。

【要約】
AIの研究開発などが進んでいますが、例えばアフィリエイトは「感想」ですので、AIが感想を言える段階までは大丈夫かと思われます。
【意味】
時代によって需要が変わります。
需要が変われば仕事も変わります。
これから仕事を始めるには、時代の動向を把握する必要があるでしょう。
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