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MacでAviUtlを動かすにあたり必要な作業である「Windows環境の構築」についてのページです。
目を通しておく事で、AviUtl導入の準備をすることができます。
このページでは、Wineの導入方法、WineとEasyWineの違い、コーデックのインストールなど、MacでAviUtlを動かすための環境構築について、簡単な説明を行っていきます。
結論
Wineを使えば、MacでもAviUtlを使うことができます。
更に、コーデックをインストールすれば、編集した動画を出力することができます。
ただし、MacでAviUtlを動かした場合、不具合やWindowsで動かした場合との相違点があります。
Wineではそれらへの対応が順次行われているため、最新の情報をチェックできるようにしましょう。
では、詳細な内容に移ります。
おすすめな人
……など
本題
今回の内容『MacでAviUtlを動かすためのWindows環境の構築』については、これらの項目に分けられます。
- Wineのインストール
- コーデックのインストール
それぞれ解説していきます。
Wineのインストール
- これを使うことでMacでもAviUtlを動かすことができるようになる
- 無料
Wine
- XQuatz をインストール
- ダウンロードしたファイルをダブルクリックで起動
- インストーラが起動するので、指示に従ってインストールを行う
- Wineをインストール
- ダウンロードしたらファイルをダブルクリックで起動
- インストーラが起動するので、指示に従ってインストールを行う
導入

- 自分の場合は、Wine Developer 4.16をインストール
- Wineの導入に関して、調べてみたら 「他にも手順が必要」 みたいなことが書いて合ったけど、特にそんなことはなく普通に動かせた
補足
- フォントの設定やAviUtl用のプラグインを動かすために
設定
- Wine.appを起動
- 下記のコマンドを入力
デスクトップ統合
でフォントなどの設定
Wine環境設定を変更する手順
winecfg
wine regedit
- フォントが見辛かったりウインドウタイトル部分の文字が潰れて見えなかったりしたので、色々と試してみた
- レジストリエディタで、下記の設定箇所を確認
余談
HKEY_CURRENT_USER\Software\Wine\Fonts\replacements

- 初期設定だと、モーショントラッキングとPNG出力プラグインが作動しなくなっていた
- EasyWine から以下のフォルダをコピペしたらWineの方でもモーショントラッキングなどができるようになった
- applications
- desktop-directories
- mime
- menus
プラグイン用の設定
- 開きたいファイルを選択
このアプリケーションで開く
でWine.app
を選択
使い方
情報を見る
→このアプリケーションで開く
→全てを変更
このアプリケーションで開く
設定を行わずに済む- MacでAviUtlを始めるなら、Wineがおすすめ
- カメラ制御やグループ制御の範囲が設定できない
- プロジェクト作成時のサイズ設定に制限がある
- ドラッグ&ドロップ時の読み込み位置がおかしい
- ……など
総評
では次に、EasyWineについて説明します。
- Wineの簡単バージョンみたいなもの
- Wineよりも更に導入が楽
- 2019/11/08〜現在公開停止中
EasyWine
- 下記のサイトにアクセス
- 注意書きに目を通し、一番下のダウンロード欄のリンクをクリック
- GitHubで
EasyWine〜〜dmg
というファイルをダウンロード - ダウンロードしたら、ダブルクリック
EasyWine.app
をアプリケーションフォルダへ移動して起動- インストーラの指示に従い、インストール
導入

EasyWine.app
を起動Wine Explorer
ウインドウで、開きたいファイルを探すWine Explorer
ウインドウから 起動する
使い方
Wine Explorer
ウインドウが開くこのアプリケーションで開く
でもできないことはないが、安定性に欠ける- EasyWine の 64-bit と 32-bit を分けて使いたい場合
- EasyWineでAviUtlを動かしていると、64-bit と 32-bitで 設定が微妙に違う ことに気づいた
- EasyWineとEasyWine64では「WINEPREFIX」という値を変更してあるため、Windows環境が異なる
EasyWine64.app
をEasyWine.app
という名前に変更するEasyWine64.app
をコピーしてEasyWine.app
を作成- そうすれば 64-bit用 と 32-bit用 を使い分けることができる
その他
32-bit の WINEPREFIX を使いたい場合
どっちも使いたい場合
コーデック
- これがないと編集した動画を出力する時に 困るから
- なのでコーデックの導入は必須と言える
なぜインストールする必要があるか?
未圧縮
しか選べない- 下記のように、配布されているコーデックをダウンロード
K-Lite Codec Pack
ではXvid Mpeg4
を使ってるUtVideo
ではUt Video Codec YUV420
を使ってる
インストール手順

TDEnc2
でエンコードするつんでれんこ
のこと
- 出力コーデックを見てみると、UtVideoだけでも 色んな種類 がある
YUV422
はYUV420
より劣化は少ないがファイルサイズがその分大きくなる。BT.601
:SD動画用(縦解像度が720以下)BT.709
:HD動画用(縦解像度が720以上)
UtVideoについて
- UtVideoには **RGBA出力 がない**
- 公式説明だとRGBA出力が入ってる筈だが、自分の環境だと入ってなかった
- なのでAviUtl本体から
拡張編集AVI/BMP出力(RGBA)
で出力してる
Lagarith Lossless
コーデックでRGBA出力を行うと、全部透明になってしまう?- AviUtlを使う場合、 x264出力 が一般的
- だが、** Wineだとできない **
- なのでここではx264出力ではなく他のコーデックを使っている
x264出力について
- コーデックをインストールする時に 「infファイルを開く」 的な手順が含まれている時がある
- だがWineでもinfファイルは開けない
その他
まとめ
まとめると、このようになります。
- Wineを使うとMacでもAviUtlが動かせるようになる
- EasyWineの方が設定は簡単だが、Wineの方が実用性は高い
- 編集した動画を出力・公開するには、UtVideoなどのコーデックをインストールしておく必要がある
しかし…
Windows環境を構築することで、MacでもAviUtlを動かす準備が整いました。
では肝心のAviUtlの導入は、一体どうすればいいのでしょう?
というわけで、次のページです。
次のページ

- AviUtlのインストールと起動についてのページです。
- 「AviUtl本体」と「拡張編集」はダウンロードしましょう。
- 手順はほぼWindows版と変わりません。
- ただしWineを使って環境構築しているため、それに合わせたインストール場所やパスを指定する必要があります。
- また、起動方法もMac版アプリケーションとは少し違います。
- 目を通しておく事で、AviUtlを導入する方法がわかります。
要約
意味
自由なコメント